実家暮らしでNISA満額3年突っ込んだ20代の話|2015年の私と今の『NISA貧乏』の共通点

投資歴11年のHIKOです。2015年に新卒で社会人になってNISAを始めました。当時の年収は約300万円(残業代込み)、月手取り16〜20万円。それでも旧NISA満額(年100〜120万円)を3年連続で突っ込めたのは、実家暮らしで家賃ゼロ・食費ほぼゼロだったからです。 最近X(旧Twitter)で見かける「NISA貧乏」の話を読むたびに、当時の自分を思い出します。「焦り」はなかったけど「将来不安」はあった。手取りのほとんどをNISAに投入していた構造は、今のNISA貧乏ブームと同じでした。違いは、私が実家暮らしだっただけ。 この記事は2015〜2017年の私のNISA買付実績を一次データで全部出した上で、今のNISA貧乏に陥っている人と何が共通していて、何が違うのかを整理します。 結論:実家暮らしを最大活用したNISA満額3年戦略 先に結論を出します。 私は2015〜2017年の3年間で、旧NISAに約340万円突っ込みました。 年買付回数年間買付額月平均201527回998,000円約83,000円201629回1,201,771円約100,000円20179回1,200,000円約100,000円 旧NISAの非課税枠は2015年が100万円、2016年から120万円に拡大。私は3年連続でほぼ満額を使い切っています。これが可能だったのは1つの条件のおかげでした。 実家暮らしで家賃ゼロ・食費ほぼゼロだったこと。 当時の家計:年収300万円・実家暮らしの構造 2015年4月入社、新卒1年目の私の家計はこうでした。 初任給:21万円スタート+残業代+α 想定年収:約300万円(残業代込み) 月手取り:約16〜20万円 家賃:ゼロ(実家暮らし) 食費:ほぼゼロ(実家のごはん) 通信費・保険・娯楽など:月3〜5万円程度 つまり手取り16〜20万円のうち、生活費として出ていく分は3〜5万円。残り11〜17万円が浮いている状態です。ここからNISAに月8〜10万円投入していました。 割合にすると、手取りの実質40〜50%をNISAに投入していたことになります。 これ、よく見ると今のNISA貧乏と同じ比率です。 2015年5月と2016年6月の「単月370,000円超」を解説する 買付回数を見ると、2015年は27回、2016年は29回、2017年は9回です。回数が多い年は「給料が入った直後にちょこちょこ買う」+「ボーナス時期に大きめに買う」のパターン。 特に2015年5月は単月で370,758円、2016年6月は単月で382,548円を投入しています。これはボーナス月にまとめて突っ込んだ結果です。 2017年が9回しかないのは、年明け1月にいきなり120万円を一気投入したから。年初一括で枠を使い切る判断をしたわけです。買付回数9回の内訳は、1月に1回大きく投入してから、その後は微調整で買い増しただけ。 「年100万円超を突っ込む」と聞くと無謀に聞こえますが、当時の私は実家暮らしで月の生活費が3〜5万円だったので、ボーナス20〜30万円が丸ごと余ります。それをNISAに突っ込めば年100万円なんて簡単に到達するんです。 旧NISA最初の3年の配当推移 突っ込んだ金額に対して、配当はどう増えていったかも一次データで出します。 年配当(税引後・円建て)20152,050円201625,800円201765,725円 2015年は2,050円。これは買い始めたのが4月以降だったため、配当の権利確定日に間に合った銘柄が少なかったのが理由。2016年に2万円台、2017年に6万円台へと急速に増えています。 ここから10年、配当は積み上がり続けて、2015〜2024年の旧NISA配当累計は904,551円(約90万円)に到達しました。詳細は旧NISA10年の配当実績記事に書いています。 新卒1年目の自分が、毎月「配当2,050円」しか入ってこない口座を見て「全然増えないじゃん」と思っていた当時を、今振り返ると泣けます。 「焦りはないが将来不安はある」を支えたのは持ち続ける選択だった 冒頭で「焦りはなかったけれど将来不安はあった」と書きました。当時の私の不安に対して、結果的に支えになったのは、買った銘柄を含み損のまま持ち続けるという選択でした。 代表例がコナカ(7494)です。NISA初年度の2015年5月21日に738円×100株=73,800円で購入しました。購入後ほどなく株価は下がり始めて、そこから9年5ヶ月、200〜400円台で推移します。含み損は数万円規模、評価額だけ見れば失敗です。 それでも私は損切りせずに持ち続けました。「将来不安はある、でもこの銘柄を売って現金化したところで何かが解決するわけでもない」という消極的な保有判断です。結果として、旧NISAの非課税枠で配当だけは年2回入り続けて、2015年12月から2023年12月までの16回で合計16,000円(1株10円×100株×16回)を非課税で受け取れました。 NISA貧乏という言葉から想像されるのは「節約して投資した分が含み損になって生活が苦しくなる」イメージですが、実際の私は逆でした。生活は実家暮らしで崩れず、含み損銘柄からも配当だけは入り続けた。だから心理的には耐えられた、というのが正直なところです。 そのコナカも、2024年11月26日に旧NISAの非課税期間が2024年末で切れるタイミングで一区切りつけました。247円で売却して同日に特定口座で248円で買い戻すクロス取引です。確定損は-49,100円ですが、配当16,000円と合わせれば確定損益は約-3万円。9年5ヶ月持ち続けた銘柄を、非課税期間の終わりという節目で口座区分だけ切り替えた、という形です。 もし当時の私が一人暮らしで家賃15万円払いながら同じ買付ペースで突っ込んでいたら、コナカの含み損が数万円見えただけで「生活も苦しいのに含み損まで」と心が折れていたはずです。NISA貧乏が一番怖いのは、生活と精神の両方が削られて、結果として投資そのものをやめてしまうことだと思います。 ここからが本題:今の「NISA貧乏」との共通点 2024年に新NISAが始まってから、X(旧Twitter)で「NISA貧乏」というキーワードを見るようになりました。 新NISAは年間360万円の非課税枠があります。月30万円積み立てれば1年で枠を使い切れる。「とにかく早く埋めたい」「複利の効果は早く始めるほど大きい」という発信を真に受けて、手取りの大半をNISAに突っ込んでしまう人が出てきました。 20代の一人暮らしで家賃15〜20万円払いながら、月10万円・15万円とNISAに突っ込もうとして詰む——これがNISA貧乏の典型パターンです。 ここで認めなきゃいけないことがあります。 私の2015〜2017年は、この構造とまったく同じだった。 項目2015年の私今のNISA貧乏年齢22〜24歳20代〜30代前半動機将来不安からの貯蓄代わり投資同じ手取りに対するNISA比率40〜50%40〜60%結果手元現金が薄かった手元現金が薄い違い実家暮らしで家賃ゼロ一人暮らしで家賃15〜20万円 「焦り」はなかった、と最初に書きました。それは正直な感覚です。当時の私は「複利の効果」とか「早く始めるほど勝ち」とか、そんな崇高な動機でNISAをやっていたわけじゃない。 ...

2026年4月19日 · 最終更新: 2026年5月4日 · HIKO

【旧NISA失敗シリーズ⑤】+16万円で満足して売った株が、その後10倍になった話

旧NISAで個別株投資をした10年間を購入年ごとに振り返るシリーズ。⑤は2019年、+16万円で満足して売った株が、その後10倍になりました。問題は「売ったこと」ではなく、「なぜ売る判断しかできなかったのか」という構造にあります。 2019年、9銘柄を購入 2019年は9銘柄を購入した年です。青山商事で-31万円という旧NISA最大の失敗(2017年)、中北製作所の失敗(2018年)を経て、少しずつ銘柄選びは変わり始めていました。 ただ、根本的な問題は解決していませんでした。「業界の成長を理解して買う」ではなく、「なんとなく面白そう」で買っていました。それがこの年の結果に如実に出ています。 2019年に買った9銘柄 銘柄購入単価損益グラファイトデザイン499円−47,400円フロイント産業872円−18,500円スペース1,145円−12,800円ぐるなび639円+9,000円日本毛織935円+15,320円ユニバーサル園芸社1,569円+14,300円ネオジャパン919円+18,550円ジャステック887円+107,300円野村マイクロサイエンス649円+160,600円 2019年 主要銘柄の損益(円) ¥160600 野村マイクロ ¥107300 ジャステック ¥18550 ネオジャパン ¥-18500 フロイント ¥-47400 グラファイト 野村マイクロの+16万円に引っ張られて過去最高益の年に 9銘柄中、マイナスが3銘柄。大きく勝ったのは野村マイクロサイエンスとジャステックの2銘柄です。 マイナスになった3銘柄(グラファイトデザイン・フロイント産業・スペース)に共通しているのは、「事業の将来像が描けないまま買った」という点です。「株価が手ごろだった」「名前を知っていた」という理由で買っており、業界の成長性や企業の競争力を確認していませんでした。 野村マイクロサイエンスを7ヶ月で売却した 野村マイクロサイエンスは半導体製造用の超純水装置を手がけるメーカーです。2019年7月に649円で200株、合計169,800円を投資しました。 購入理由は「半導体関連で面白そう」という程度の直感でした。 購入後、株価は上昇。わずか7ヶ月後の2020年2月に売却しました。売却価格は1,652円(平均)。+160,600円の利益でした。 項目金額購入額169,800円売却額330,400円損益+160,600円 当時の私は大満足でした。「うまくいった」と思っていました。 その後、野村マイクロサイエンスは… 売却後の野村マイクロサイエンスの株価を確認したのは、1年ほど経ってからのことです。 株価は上がり続けていました。2021年には3,000円台、2022年には5,000円台、2024年には一時9,000円を超えました。私が649円で買って1,652円で売った株が、最大で14倍以上になっていました。 ここで問題にしたいのは「あの時売らなければよかった」ということではありません。 後出しジャンケンで「持ち続けていれば150万円以上になった」と言うのは簡単ですが、それは最高値で売れた前提の話です。実際には途中で大きく下落する局面もあり、途中で保有を続けるには相応の根拠が必要でした。 本当の問題は、私には「持ち続ける判断をするための根拠」がそもそもなかったということです。 なぜ持ち続けられなかったのか 「満足したから売った」では説明が浅いです。本質はもう少し構造的な話です。 業界理解がなかった 半導体製造向け超純水装置という分野が、今後10年でどのくらい成長する市場なのか、私には何もわかっていませんでした。「半導体は成長分野らしい」という漠然とした認識はあっても、野村マイクロサイエンスが業界内でどのくらい強い立場にあるのかを確認していませんでした。 投資シナリオがなかった 「なぜ買うのか」「どういう条件になったら売るのか」を買う前に決めていませんでした。 シナリオがないと、株価が上がった時に「もうここでいいか」という感情で動いてしまいます。実際にそうなりました。 目標株価を設定していなかった 「この株価になったら売る」という基準を持っていませんでした。 目標株価の決め方は複雑でなくていいです。たとえば、過去のPERレンジの上限に現在のEPS予想をかけた数字を仮の目標値にするだけでも、「どこまで待つか」の軸になります。具体的な数字を持っているかどうかで、感情に引きずられる度合いが大きく変わります。 当時の情報だけで判断するなら、「決算で成長が継続している限り保有継続」というルールを置くべきでした。 2019年のもう一つの成功:ジャステック +107,300円 野村マイクロサイエンスほど劇的ではありませんが、ジャステック(ITシステム会社)も+107,300円という成果でした。こちらは2019年購入、2024年売却と5年間保有した結果です。 ジャステックはITシステム開発会社で、特別派手な成長ストーリーはありません。ただ、業績が安定していて、配当も出ており、毎年の決算を確認しながら「まだ持てる」と判断し続けた結果が5年保有につながりました。 野村マイクロサイエンスと何が違ったか。ジャステックは「なんとなく持ち続けた」ではなく、毎期の決算を見て判断していました。一方の野村マイクロサイエンスは、持ち続けるための判断軸を持っていなかった。この差です。 ただし、ここで「長期保有の方がいい」という結論を出すのは危険です。ぐるなびや青山商事をずっと持ち続けていたら、損失はもっと大きくなっていました。長期保有が正しいのではなく、継続保有を判断し続けることが重要です。 マイナス3銘柄の共通点 グラファイトデザイン(−47,400円)・フロイント産業(−18,500円)・スペース(−12,800円)の3銘柄は、合計で約8万円のマイナスでした。 3銘柄に共通していたのは次の3つです。 株価が手ごろだった(1,000円前後):1単元10〜15万円で買える金額帯。これは2015〜2017年の私と同じ「買える金額で選ぶ」癖がまだ残っていた証拠です。 業界の成長性を確認していなかった:炭素繊維(グラファイト)・製薬機械(フロイント)・店舗内装(スペース)。それぞれが10年後にどう伸びる業界か、買う前に調べていません。 配当利回りが中途半端:3銘柄とも配当はあったものの、利回り2〜3%台で「保有継続の安心材料」にはなりませんでした。 2018年の中北製作所では「3,825円で1銘柄38万円」という集中ミスでしたが、2019年は「1,000円前後で小さく散らす」方向にぶれました。集中の問題は解消されたものの、選び方の質は変わっていなかったわけです。 ...

2026年4月18日 · 最終更新: 2026年5月18日 · HIKO

【旧NISA失敗シリーズ④】2018年に買った株|高値掴みで−10.6万円を出した「3つのミス」

旧NISAで個別株投資をした10年間を購入年ごとに振り返るシリーズ。④は2018年、中北製作所で−10.6万円を出した年の話です。失敗を「なんとなく反省」で終わらせず、再現可能なミスに分解して整理しました。 個別株で失敗しやすい「高値掴み・集中投資・感覚買い」の典型例として、2018年の実例を紹介します。 2018年の結論から先に言います 1銘柄に38万円を突っ込んで、外したときに取り返せませんでした。 2018年は9銘柄を購入。MICS化学(+42,900円)など利益が出た銘柄もあります。ただし年間でみれば、中北製作所の−106,000円(配当込)が重くのしかかりました。 失敗の本質は「株価が下がった」ことではありません。問題は、外したときにダメージが大きくなる資金配分で買い続けたことです。 2018年に買った9銘柄 銘柄購入単価投資額損益中北製作所3,825円382,500円−106,000円日水製薬1,419円141,900円−27,600円不二電機工業1,439円143,900円−6,400円FCホールディングス810円81,000円+7,400円丸八証券865円86,500円+15,400円クニミネ工業969円96,900円+16,150円川澄化学工業879円87,900円+30,900円みずほFG(追加)———MICS化学359円35,900円+42,900円 2018年 投資額ランキング(円) ¥382500 中北製作所 ¥143900 不二電機 ¥141900 日水製薬 ¥96900 クニミネ ¥87900 川澄化学 中北製作所1銘柄で他の2〜4倍の投資額になっていた 2018年 主要銘柄の損益(円) ¥-106000 中北製作所 ¥-27600 日水製薬 ¥30900 川澄化学 ¥42900 MICS化学 ¥16150 クニミネ工業 中北製作所の損失が他のプラス銘柄を全部消した 数字を並べると構造がはっきりします。他の8銘柄を合計すると損益はプラス側に傾いていたはずです。それを中北製作所の1銘柄が全部消した年でした。 最大の失敗:中北製作所 −106,000円 中北製作所(6496)はバルブ・流体制御機器を製造するメーカーです。 項目金額購入単価3,825円投資額382,500円売却額248,500円配当合計(保有中)28,000円最終損益−106,000円 2018年に購入し、2020年7月ごろに売却しました。約2年の保有で10.6万円の損失です。 配当を受け取り続けたから売れなかった 旧NISA口座で2年半ほど保有する間に、税引後で約28,000円の配当を受け取りました。半期ごとに6,000〜7,000円が振り込まれてくるイメージです。 ...

2026年4月17日 · 最終更新: 2026年4月26日 · HIKO

【旧NISA失敗シリーズ②】2016年に買った株|15銘柄で学んだ「個別株NISAはやるな」という結論

旧NISAで個別株投資をした10年間を購入年ごとに振り返るシリーズ。②は2016年、一気に15銘柄を買い漁った年の話です。 結論を先に言います。NISAで個別株を買うのはやめてください。少なくとも初心者にとっては、全世界インデックスの積立一択です。 私が10年かけて学んだことを、あなたには最初の5分で伝えます。 2016年、私がやった3つの間違い 2015年にNISAを始めた私は、2016年に「少し投資の勉強をした人」になっていました。「分散投資が大事」という言葉を覚え、この年だけで15銘柄・約115万円を投じました。 結果はプラスとマイナスの打ち消し合い。エスクリ1銘柄で71,250円の損失を出し、5つのプラス銘柄の利益をほぼ帳消しにしました。 失敗の原因を整理すると、3つの間違いに集約されます。 ミス①:株価が「安い」銘柄を選んでいた 2016年の購入銘柄を見ると、みずほFG(179円)・東洋鋼鈑(285円)・ディア・ライフ(360円)・りそなHD(399円)など、株価が低い銘柄が多く含まれています。 当時の私には「株価が安い=まだ上がる余地がある」という誤解がありました。 しかし、これは完全な間違いです。 株価は企業の価値そのものではありません。 たとえばみずほFGは179円でしたが、発行済株式数は約70億株を超えます。時価総額は数兆円規模の大企業です。「1株179円だから割安」ではなく、市場がそれだけの価値と評価しているから179円なのです。 株の割安・割高を判断するなら見るべきはPER(株価収益率)・ROE(自己資本利益率)・成長率などの指標です。1株あたりの価格は、「1株単位がいくらか」というだけであり、割安さとは無関係です。 ミス②:15銘柄に分けても分散にならなかった 「分散投資が大事」と覚えた私は、15銘柄に資金を振り分けました。 しかしこれは分散投資ではなく、ただの目移り買いでした。 本当の分散投資は、資産クラス・地域・通貨をまたぐことで、相関しないリスクを組み合わせることを指します。日本の個別株を15銘柄買っても、日本株全体が下がれば全部一緒に下がります。 さらに根本的な問題があります。個別株は期待リターンが市場平均と同等かそれ以下であるにもかかわらず、リスクは1銘柄に集中します。得られるリターンの期待値は変わらないのに、負けたときの損失だけが大きくなる非対称な構造になっているのです。 2016年の損益を実際に見てみます。 銘柄購入単価投資額エスクリ1,069円106,900円朝日放送700円70,000円ワコム461円46,100円岡部832円83,200円オーウイル771円77,100円りそなHD399円39,900円丸三証券971円97,100円東洋鋼鈑285円28,500円三菱ケミカル526円52,660円ディア・ライフ360円36,000円丸善CHI HD340円34,000円みずほFG179円143,200円(800株)リコー930円93,000円丸紅(追加購入)500円50,000円テクノメディカ1,960円196,000円 プラスだった銘柄 銘柄損益リコー+34,150円みずほFG+33,070円三菱ケミカル+29,140円りそなHD+25,950円岡部+25,100円 マイナスだった銘柄 銘柄損益エスクリ−71,250円丸三証券−41,500円テクノメディカ−3,300円朝日放送−1,290円 2016年 主要銘柄の損益(円) ¥34150 リコー ¥33070 みずほFG ¥29140 三菱ケミカル ¥-71250 エスクリ ¥-41500 丸三証券 プラスの積み上げをエスクリ1銘柄の大損が打ち消した プラス5銘柄の合計は+147,410円。マイナス4銘柄の合計は−117,340円。差し引き約3万円の利益ですが、約115万円を投じた割に何も残りませんでした。 2016年 プラス銘柄とマイナス銘柄の合計(円) ¥147410 プラス銘柄合計 ¥-117340 マイナス銘柄合計 プラス5銘柄の積み上げを、マイナス4銘柄がほぼ帳消しにした ミス③:エスクリに見る「業界トレンド無視」の失敗 2016年最大の失敗はエスクリ(結婚式場運営)です。購入時の株価は1,069円。「ブライダル業界は景気に左右されにくいのでは」という浅い考えで選びました。 ...

2026年4月15日 · 最終更新: 2026年5月18日 · HIKO

NISA個別株の失敗談|2015年に株価の安さだけで選んだ結果9年含み損【旧NISAシリーズ①】

これは旧NISAで個別株投資をした10年間を、購入年ごとに振り返るシリーズです。①は2015年、NISA初年度の話です。 NISAで個別株を選ぶと、初心者はかなりの確率で損します。私も2015年に始めて、1銘柄は9年経っても含み損のままです。原因はシンプルで、「株価の安さだけで選んだから」です。同じ失敗を繰り返してほしくないので、実際の数字とともに書き残しておきます。 2015年、NISAを始めた 2015年の春、NISAを始めました。非課税で投資できる制度の魅力は理解していたものの、何を買えばいいかはさっぱりわかりませんでした。 口座だけ先に開設してしまったので、銘柄選びの基準がない。そこで私がとった方法は、証券会社の画面で株価を眺めて、10万円以内で100株買える銘柄を探すというものでした。 2015年に買った2銘柄と、その結末 コナカ(738円 × 100株 = 73,800円) スーツ専門店のチェーンです。選んだ理由は3つ。 知っている会社だから安心 738円で100株7万円台で買える 株主優待でスーツが買える 業績や財務は一切調べていません。 その後、株価はじりじりと下がり続けて200〜400円台で長く推移し、結局9年5ヶ月そのまま塩漬けになりました。途中で損切りせずに持ち続けた結果、旧NISAの非課税枠で配当だけが年2回入り続けます。2015年12月から2023年12月までの16回で、配当合計は16,000円(1株10円×100株×16回)です。 そして2024年11月26日、私は1つ判断をしました。旧NISAの非課税期間が2024年末で切れるため、特定口座に「非課税の含み損」のまま自動移管されるのを避けたかったのです。 具体的には次のクロス取引をしました。 旧NISAの100株を247円で売却(取得738円→売却247円で確定損 -49,100円) 同じ日に特定口座で100株を248円で買い戻し(取得単価を248円にリセット) 結果として、銘柄としては今も100株保有していますが、口座区分は旧NISAから特定口座に切り替わり、取得単価は738円から248円にリセットされました。 項目金額旧NISA購入額(2015年)73,800円(738円×100株)旧NISA売却額(2024/11/26)24,700円(247円×100株)旧NISA確定損-49,100円旧NISA配当累計(16回・非課税)+16,000円特定口座買戻し(同日)24,800円(248円×100株)確定損益合計約-3万円 ここで注意したいのが、NISA口座の損失は損益通算ができないという点です。同年に特定口座で出た利益と相殺できません。-49,100円は税制上「無かったこと」になります。それでも私はクロス取引を選びました。9年5ヶ月持ち続けて、配当だけはきっちり受け取れた口座を、「非課税期間の終わり」というタイミングで一度区切りたかったのです。 特定口座での取得単価は248円になったので、ここから値上がりすれば普通に課税対象。逆にここから含み損が増えても、今度は損益通算が使える特定口座にいる、というのが今の状態です。 丸紅(746円 × 100株 = 74,690円) 大手総合商社。「大企業なら潰れないだろう」という安心感で選びました。 2017年9月に売却。売却価格は749.9円とほぼ購入時と同水準でしたが、2年間の配当(6,700円)を含めると+31,990円でした。 ただ、これは「たまたま当たっただけ」です。業績を読んで判断したわけではなく、ただ待っただけ。丸紅はその後2024年に3,000円台まで上昇していますが、私が正しく業績を見ていたなら売らなかったはずです。再現性のない成功でした。 2015年購入銘柄の損益(配当込・コナカはクロス取引まで) ¥31990 丸紅(売却・配当込) ¥-33100 コナカ(旧NISA売却+配当) 丸紅は確定プラス、コナカは旧NISAで-49,100円の損失確定(配当16,000円を含めても約-3.3万円) 2銘柄合計ではほぼトントンですが、1つの失敗で数年分の利益が消えるのが個別株の怖さです。 NISAで個別株を選ぶと失敗しやすい理由 個別株で損をするのは、運が悪かったからではありません。選び方に構造的な問題があります。 2015年の私の選び方には、初心者がやりがちな失敗の型が3つすべて重なっていました。 失敗パターン①:「株価が安い銘柄」で選ぶ 株価が低い=割安ではありません。株価は発行済み株式数によって変わるだけで、「1株300円の会社」が「1株3,000円の会社」より安いとは限りません。 私はただ「10万円で100株買える」という基準で銘柄を絞っていました。これは銘柄選びの根拠にはなりません。 失敗パターン②:「知っている会社」で選ぶ 「コナカは知ってる」「丸紅は大企業」という理由で選びましたが、自分が知っているかどうかと、株が値上がりするかどうかは無関係です。 知名度と成長性は別物です。 失敗パターン③:「株主優待」で選ぶ 「スーツを優待でもらえればお得」という発想でコナカを選びましたが、優待は投資判断の根拠になりません。 スーツ1〜2着分の優待より、株価が7割下がったことの損失の方がはるかに大きい。なお、コナカの優待は2023年に廃止されています。 初心者がやりがちなNG行動まとめ ここまでの失敗を整理すると、こうなります。 株価の安さで選ぶ → 安い≠割安 知っている会社で選ぶ → 知名度≠成長性 優待で選ぶ → 優待≠投資判断の根拠 業績・財務を調べない → 当たるかどうかは運頼み 売りどきを決めずに買う → 含み損を抱えたまま動けなくなる 個別株でこれらを全部避けるには、企業分析の知識と継続的な情報収集が必要です。初心者が最初から取り組むには、ハードルが高すぎます。 ...

2026年4月14日 · 最終更新: 2026年5月4日 · HIKO