旧NISAで毎月分配型投信に17本も手を出した失敗談|2015年の私が陥った「毎月おこづかい幻想」
年収300万円代から資産形成をスタートした30代会社員のHIKOです。投資歴は11年(2015年NISAスタート)。保険業界で10年働いたあと、今はIT企業で会社員をしています。旧NISAの10年を振り返るといろいろ失敗していますが、今回はその中でも一番の「黒歴史」、毎月分配型投信を一気に17本まとめて買ってしまった話をします。遠回りしたからこそ言える「やらなくていい失敗」の実例として読んでもらえたら嬉しいです。 結論を先に書きます。 2015年に旧NISAで毎月分配型投信を17本まとめて買い、2年間保有した結果、 投入元本:1,029,926円 解約で戻ってきた金額:778,933円 受取分配金(税引後・2年強の累計):約29,640円 実質の損益:約▲221,000円(非課税枠103万円を使って約22万円失った) という、旧NISAで一番やってはいけない使い方をやり切ったのが私です。以下、楽天証券の取引履歴CSVから全17本分の確定損益を洗い出して振り返ります。 2015年、私は毎月分配型投信を17本買った 今振り返ると、自分でも意味がわかりません。 2015年、旧NISAを始めた直後の私は、毎月分配型の投資信託を17本、同時に旧NISA口座で買っていました。金額としては枠100万円のうちの大半(約103万円)をそれに充てていました。 楽天証券の取引履歴CSV(adjusthistory(JP)_20260423)で確認した、購入したファンドのフルラインナップがこちらです。 日本株アルファ・カルテット(毎月分配型) グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型) 楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型 日本株ハイインカム(毎月分配型)ブラジルレアルコース 日本株ハイインカム(毎月分配型)円コース 好配当グローバルREITプレミアム・ファンド 通貨セレクトコース(トリプルストラテジー) ニッセイブラジル高配当株ファンド(毎月決算型) ニッセイ パトナム・毎月分配インカムオープン アジア・エクイティ・インカム・ツインα・ファンド(毎月分配型) MHAMトリニティオープン(毎月決算型)(ファンド3兄弟) T&D 世界優良株ファンド(毎月決算型)(プライムコレクション) 国際オーストラリア債券オープン(毎月決算型) 明治安田日本債券ファンド(ホワイトウィング) 三井住友・げんきシニアライフ・オープン グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(健次) ニッセイ 健康応援ファンド DIAM DLIBJ公社債オープン(中期コース) ……改めて書き出すと、完全に「毎月分配型投信の闇セット」です。ブラジルレアル、トルコリラ的通貨選択、トリプルエンジン、ファンド3兄弟。ひと昔前の『毎月おこづかい系投信』の典型が全部入っています。 これを、よりにもよって非課税の旧NISA枠を使って買っていました。ここが一番の失敗です。 なぜ毎月分配型を買ってしまったのか 2015年当時、私が毎月分配型に惹かれた理由は、今思えばシンプルでした。 「毎月お金が振り込まれる」という響きに弱かった 分配金利回り10%超の表記を見て『NISAで非課税なら最強じゃん』と思った 銀行や証券会社の売れ筋ランキング上位だった 商品名がカッコいい(トリプルエンジン、ツインα、ファンド3兄弟) ほぼ完全に、見た目と響きだけで選んでいました。 20代の私は、投資を「毎月の副収入」のように考えていました。給料とは別に毎月1万円、2万円が振り込まれる口座がある、という絵を本気で描いていた。お金の本を何冊か読んでいたはずなのに、「毎月分配型は元本取り崩し」という最重要の注意点が、なぜかスポッと抜け落ちていました。 2年保有した結果:受取累計は約29,640円 実際どうだったか。楽天証券のCSVで、2015年5月から2017年7月までの分配金受取額を年次で集計するとこうなります。 旧NISA 毎月分配型投信の年次受取額(円・税引後) 11921円 2015年 15456円 2016年 2263円 2017年 楽天証券 配当CSV(dividendlist_20260422)より/旧NISA口座 投資信託カテゴリのみ集計/受取金額ベース(特別分配金=元本払戻は含まない) 3年分合わせて、受取累計は約29,640円。 ...