固定費を下げる方法|まず見直すべき3つと優先順位【30代会社員が解説】

保険業界10年・現IT企業勤務・FP2級保有のHIKOです。独身時代に港区1K・家賃16万円で手取りの46%を家賃に使い、毎月貯金ゼロだった経験があります。その後、結婚を機に川崎市へ転居(家賃11万円)し、格安SIMへの変更とあわせて固定費を大きく下げられました。家賃・通信費に加えて、保険業界にいた立場から保険料の見直しポイントも解説します。 節約を頑張っているのに貯金が増えない。その原因のほとんどは固定費が高すぎることです。 食費や娯楽費を削るより、固定費を一度下げるほうがはるかに効果的です。なぜなら、固定費は一度下げると毎月ずっと効果が続くからです。 食費を月5,000円節約しようとすると、毎日の努力が必要です。でも家賃を1万円下げると、年間12万円の節約が何もしなくても毎月続きます。 「貯金できない」のは意志の問題ではなく構造の問題 最初に1つだけ整理しておきます。「節約しているのに貯金が増えない」と感じるなら、原因はほぼ次のどちらかです。 固定費の合計が手取りの50%を超えている 貯金の仕組み(先取り・自動振替)がない 家計の動きとしては、固定費の合計が手取りの50%を超えると、残り50%で食費・日用品・交通費・交際費・貯金をすべて賄うことになります。手取り25万円なら残り12.5万円。家賃8万+スマホ1万+保険2万+サブスク0.5万+Wi-Fi0.5万でもう12万円で、貯金の入る余地が消えます。 私自身、独身時代の港区16万円時代は固定費合計がもっと重く、毎月の貯金は実質ゼロでした。「節約しているつもりなのに増えない」の正体は、固定費の構造にありました。 ここで重要なのは、変動費(食費・娯楽)を頑張って削っても、固定費の重さが原因の家計には焼け石に水ということです。だからこの記事は、固定費から下げる前提で書いています。 固定費を下げると人生が変わる理由 毎月の支出は「固定費」と「変動費」に分かれます。 固定費:家賃・通信費・保険料など、毎月ほぼ一定の支出 変動費:食費・娯楽費・日用品など、月によって変わる支出 変動費の節約は意識し続ける必要がありますが、固定費は一度下げれば何もしなくてもその効果が毎月続きます。 この「一度やれば永続的に効く」という性質が、固定費削減を他の節約術より圧倒的に優先すべき理由です。 まず見直すべき3つの固定費 ① 家賃(インパクト最大) 固定費の中で最も金額が大きく、見直し効果が最大なのが家賃です。 私は独身時代、港区1K・家賃16万円という生活をしていました。手取り35万円のうち46%が家賃に消えていた状態です。毎月何とかなっている気がしていましたが、貯金は全くできていませんでした。 その後、結婚を機に川崎市へ転居し、家賃が11万円になったとき、月5万円が手元に残るようになりました。年間60万円の違いです。 手取り月収の30%を超えている場合は、物件の見直しを検討してください。 具体的な方法: 駅から徒歩圏内の条件を緩める(10分以内→15分以内) 築年数の上限を広げる(築10年以内→築20年以内) 礼金・更新料なしの物件を選ぶ(UR賃貸など) エリアを都心から少し離れる(都内→神奈川・埼玉・千葉) 家賃を1万円下げると年間12万円、2万円下げると年間24万円の節約になります。 年収別の適正家賃ライン 「自分の年収だと家賃いくらまでが適正なのか」を一覧で出します。手取りは額面の約75〜78%(会社員・社会保険加入の場合)で計算しています。 年収手取り(年)適正家賃(手取り月収の25%)400万円約310万円約6.5万円500万円約385万円約8.0万円600万円約460万円約9.6万円700万円約530万円約11.0万円800万円約600万円約12.5万円1,000万円約720万円約15.0万円 「3分の1ルール(33%)」は貯蓄をしない前提の生活ラインです。NISAやiDeCoを並行して回すなら25%基準を採用してください。共働き世帯の場合も世帯合算で考えるのではなく、片方の手取りの28〜30%以内を上限にしておくと、産休・育休・転職で片方の収入が止まったときにも家計が崩れません。 ② 通信費 スマホと自宅のインターネット回線で、月に1〜2万円以上払っている方は見直しの余地があります。 大手キャリア(ドコモ・AU・SoftBank)のスマホ料金は月6,000〜10,000円程度が多いですが、格安SIM(MVNO)に変えると月1,500〜3,000円程度になります。月4,000〜7,000円の削減、年間では4.8〜8.4万円です。 具体的な方法: スマホを格安SIM(MVNO)に変更する 大手キャリアのまま料金プランを見直す(ahamoなど中間プランも選択肢) 自宅回線はポイント還元があるプロバイダを選ぶ 格安SIMを使い始めて「通信品質に大きな差を感じない」という方は多いです。乗り換えの手間(SIMロック解除・番号ポータビリティ)は2〜3時間あれば終わります。 ③ 保険料 保険は必要以上に入りすぎている方が多い項目です。保険業界に10年いた立場からはっきり言えます。 現場で見てきた感覚として、新卒時に入った保険を一度も見直さないまま払い続けているケースは本当に多いです。終身保険・特約モリモリの医療保険・個人年金の3本立てで月1万円以上払っている、というパターンも珍しくありません。30代でこの状態なら、見直しで月数千円〜1万円規模の削減余地が出てくることが多いです。 会社員であれば健康保険・厚生年金・雇用保険・高額療養費制度という社会保障のベースがあります。その上に民間保険を何重にも乗せているケースが30代に多いです。 確認すべき点: 独身で扶養家族がいないなら、死亡保障は最小限で十分 貯金100万円以上あれば、医療保険は不要なケースが多い(高額療養費制度があるため) 貯蓄型保険(利回り0.5〜1%)より新NISAで運用する方が合理的 優先順位の整理 見直す順番はこの通りです。 優先度項目年間削減額の目安1位家賃12〜60万円2位保険料5〜15万円3位通信費5〜8万円 固定費3項目の年間削減額(上限目安) ¥600000 家賃 ¥150000 保険料 ¥80000 通信費 家賃のインパクトが圧倒的に大きい。まずここから 家賃の削減効果が圧倒的に大きいため、ここから手をつけるのが正解です。 ...

2026年4月19日 · HIKO

実家暮らしでNISA満額3年突っ込んだ20代の話|2015年の私と今の『NISA貧乏』の共通点

投資歴11年のHIKOです。2015年に新卒で社会人になってNISAを始めました。当時の年収は約300万円(残業代込み)、月手取り16〜20万円。それでも旧NISA満額(年100〜120万円)を3年連続で突っ込めたのは、実家暮らしで家賃ゼロ・食費ほぼゼロだったからです。 最近X(旧Twitter)で見かける「NISA貧乏」の話を読むたびに、当時の自分を思い出します。「焦り」はなかったけど「将来不安」はあった。手取りのほとんどをNISAに投入していた構造は、今のNISA貧乏ブームと同じでした。違いは、私が実家暮らしだっただけ。 この記事は2015〜2017年の私のNISA買付実績を一次データで全部出した上で、今のNISA貧乏に陥っている人と何が共通していて、何が違うのかを整理します。 結論:実家暮らしを最大活用したNISA満額3年戦略 先に結論を出します。 私は2015〜2017年の3年間で、旧NISAに約340万円突っ込みました。 年買付回数年間買付額月平均201527回998,000円約83,000円201629回1,201,771円約100,000円20179回1,200,000円約100,000円 旧NISAの非課税枠は2015年が100万円、2016年から120万円に拡大。私は3年連続でほぼ満額を使い切っています。これが可能だったのは1つの条件のおかげでした。 実家暮らしで家賃ゼロ・食費ほぼゼロだったこと。 当時の家計:年収300万円・実家暮らしの構造 2015年4月入社、新卒1年目の私の家計はこうでした。 初任給:21万円スタート+残業代+α 想定年収:約300万円(残業代込み) 月手取り:約16〜20万円 家賃:ゼロ(実家暮らし) 食費:ほぼゼロ(実家のごはん) 通信費・保険・娯楽など:月3〜5万円程度 つまり手取り16〜20万円のうち、生活費として出ていく分は3〜5万円。残り11〜17万円が浮いている状態です。ここからNISAに月8〜10万円投入していました。 割合にすると、手取りの実質40〜50%をNISAに投入していたことになります。 これ、よく見ると今のNISA貧乏と同じ比率です。 2015年5月と2016年6月の「単月370,000円超」を解説する 買付回数を見ると、2015年は27回、2016年は29回、2017年は9回です。回数が多い年は「給料が入った直後にちょこちょこ買う」+「ボーナス時期に大きめに買う」のパターン。 特に2015年5月は単月で370,758円、2016年6月は単月で382,548円を投入しています。これはボーナス月にまとめて突っ込んだ結果です。 2017年が9回しかないのは、年明け1月にいきなり120万円を一気投入したから。年初一括で枠を使い切る判断をしたわけです。買付回数9回の内訳は、1月に1回大きく投入してから、その後は微調整で買い増しただけ。 「年100万円超を突っ込む」と聞くと無謀に聞こえますが、当時の私は実家暮らしで月の生活費が3〜5万円だったので、ボーナス20〜30万円が丸ごと余ります。それをNISAに突っ込めば年100万円なんて簡単に到達するんです。 旧NISA最初の3年の配当推移 突っ込んだ金額に対して、配当はどう増えていったかも一次データで出します。 年配当(税引後・円建て)20152,050円201625,800円201765,725円 2015年は2,050円。これは買い始めたのが4月以降だったため、配当の権利確定日に間に合った銘柄が少なかったのが理由。2016年に2万円台、2017年に6万円台へと急速に増えています。 ここから10年、配当は積み上がり続けて、2015〜2024年の旧NISA配当累計は904,551円(約90万円)に到達しました。詳細は旧NISA10年の配当実績記事に書いています。 新卒1年目の自分が、毎月「配当2,050円」しか入ってこない口座を見て「全然増えないじゃん」と思っていた当時を、今振り返ると泣けます。 「焦りはないが将来不安はある」を支えたのは持ち続ける選択だった 冒頭で「焦りはなかったけれど将来不安はあった」と書きました。当時の私の不安に対して、結果的に支えになったのは、買った銘柄を含み損のまま持ち続けるという選択でした。 代表例がコナカ(7494)です。NISA初年度の2015年5月21日に738円×100株=73,800円で購入しました。購入後ほどなく株価は下がり始めて、そこから9年5ヶ月、200〜400円台で推移します。含み損は数万円規模、評価額だけ見れば失敗です。 それでも私は損切りせずに持ち続けました。「将来不安はある、でもこの銘柄を売って現金化したところで何かが解決するわけでもない」という消極的な保有判断です。結果として、旧NISAの非課税枠で配当だけは年2回入り続けて、2015年12月から2023年12月までの16回で合計16,000円(1株10円×100株×16回)を非課税で受け取れました。 NISA貧乏という言葉から想像されるのは「節約して投資した分が含み損になって生活が苦しくなる」イメージですが、実際の私は逆でした。生活は実家暮らしで崩れず、含み損銘柄からも配当だけは入り続けた。だから心理的には耐えられた、というのが正直なところです。 そのコナカも、2024年11月26日に旧NISAの非課税期間が2024年末で切れるタイミングで一区切りつけました。247円で売却して同日に特定口座で248円で買い戻すクロス取引です。確定損は-49,100円ですが、配当16,000円と合わせれば確定損益は約-3万円。9年5ヶ月持ち続けた銘柄を、非課税期間の終わりという節目で口座区分だけ切り替えた、という形です。 もし当時の私が一人暮らしで家賃15万円払いながら同じ買付ペースで突っ込んでいたら、コナカの含み損が数万円見えただけで「生活も苦しいのに含み損まで」と心が折れていたはずです。NISA貧乏が一番怖いのは、生活と精神の両方が削られて、結果として投資そのものをやめてしまうことだと思います。 ここからが本題:今の「NISA貧乏」との共通点 2024年に新NISAが始まってから、X(旧Twitter)で「NISA貧乏」というキーワードを見るようになりました。 新NISAは年間360万円の非課税枠があります。月30万円積み立てれば1年で枠を使い切れる。「とにかく早く埋めたい」「複利の効果は早く始めるほど大きい」という発信を真に受けて、手取りの大半をNISAに突っ込んでしまう人が出てきました。 20代の一人暮らしで家賃15〜20万円払いながら、月10万円・15万円とNISAに突っ込もうとして詰む——これがNISA貧乏の典型パターンです。 ここで認めなきゃいけないことがあります。 私の2015〜2017年は、この構造とまったく同じだった。 項目2015年の私今のNISA貧乏年齢22〜24歳20代〜30代前半動機将来不安からの貯蓄代わり投資同じ手取りに対するNISA比率40〜50%40〜60%結果手元現金が薄かった手元現金が薄い違い実家暮らしで家賃ゼロ一人暮らしで家賃15〜20万円 「焦り」はなかった、と最初に書きました。それは正直な感覚です。当時の私は「複利の効果」とか「早く始めるほど勝ち」とか、そんな崇高な動機でNISAをやっていたわけじゃない。 ...

2026年4月19日 · HIKO

手取りが少ないと感じた原因は家賃だった|手取り35万・貯金ゼロ→月5万改善した話

保険業界10年・現IT企業勤務の30代会社員HIKO(プロフィール)です。独身時代に港区1Kで手取り35万・家賃16万という生活をしていました。この記事はその実体験です。 手取り35万円あるのに、毎月の貯金はゼロでした。 原因はシンプルで、家賃16万円です。 「手取りが少ない」と感じている人は、同じ原因かもしれません。 手取りが少ないと感じるのはなぜか 手取りが少ない原因は人によって違いますが、多くの場合は税金ではなく固定費にあります。 手取りが少ない原因として、よく挙げられるのは税金です。 たしかに、年収400万円なら所得税・住民税・健康保険・厚生年金を引かれて手取りは約310〜320万円(月26万円程度)まで減ります。この部分はiDeCoやふるさと納税である程度取り戻せますが、ゼロにはできません。 ただ、本当に手残りに効くのは固定費、特に家賃です。 税金は一定の割合で取られますが、家賃は自分で決められます。毎月必ず出ていく固定費が手取りの大半を占めていると、どれだけ収入があっても手元に残りません。 わたし自身がその状態でした。 手取りの46%が家賃に消えていた 当時の内訳はこうです。 手取り:35万円 家賃:16万円 家賃比率:46% 「手取りの30%が家賃の目安」という話は聞いたことがあると思います。手取り35万なら、家賃の上限は10〜11万円。(家賃の目安については家賃はいくらまでが安全?でも詳しく解説しています) わたしはその1.5倍の家賃を払い続けていました。 残り19万円から食費・通信費・保険・光熱費・交際費を全部出していたわけです。貯金できるわけがない。 実際の月の内訳はこんな感じでした。 項目金額家賃160,000円食費30,000円通信費(スマホ+自宅ネット)10,000円光熱費10,000円保険料20,000円日用品10,000円交際費10,000円交通費・その他残り ここから交通費や突発的な出費を引くと、月末に手元に残るのはせいぜい1〜2万円。冠婚葬祭や家電故障が1回あれば赤字に転落するラインでした。家賃以外の項目はすでに切り詰めていたので、固定費の中で最も大きい家賃を下げる以外に出口はありませんでした。 それなのに長い間、「手取りが少ない」「税金が高すぎる」と思っていました。違いました。使える金額は十分あった。ただ家賃が高すぎただけでした。 なぜ家賃30%ルールが正しいのか 「30%以内」には理由があります。 家賃が30%を超えると、残り70%から生活費・貯金・娯楽を全部出すことになります。食費・通信費・保険・光熱費だけで20〜25%は消えるので、貯金に回せる分が構造的になくなります。 逆に言えば、家賃を30%以内に収めるだけで「なんとなく使い切る」サイクルから抜け出せます。 手取り月収家賃の目安(30%)25万円7.5万円以下30万円9万円以下35万円10.5万円以下40万円12万円以下 自分の数字を当てはめてみてください。30%を超えているなら、それが貯金できない原因の大半です。 引っ越しで月5万円が手元に残るようになった この家賃比率を変えるきっかけになったのは、結婚を機に港区から川崎へ転居したことでした。住む街が変わった結果として、家賃も自然に下がりました。 転居前の家賃:月16万円 転居後の家賃:月11万円 差額:月5万円 = 年間60万円 実際に住み替えてみて、生活水準はほぼ変わっていません。部屋の広さはほぼ同じ。駅からの距離は少し伸びましたが、実際はスマホを見ているうちに着くのでそこまで気になりません。 変わったのは口座残高だけです。毎月末に5万円が残るようになりました。 このとき強く実感したのは、独身時代にもっと早く家賃比率を意識していれば、無駄に消えていったお金を防げたということでした。 SUUMO|家賃を今すぐ見直す 手取りの30%で検索すると、どれだけ家賃が下げられるかすぐ分かります。 無料で物件を探す → LIFULL HOME’S|複数サイトで比較する 物件サイトは1つだけでなく、複数で比較すると相場が分かりやすいです。 HOME'Sで物件を比較する → 家賃を下げたい人向けの物件探しの手順 「家賃を下げたいけれど、どうやって探すの?」という人のために、再現しやすい流れを整理します。 ① 予算上限を先に決める 「手取りの30%以下」を絶対条件にします。手取り35万なら上限10.5万円。 先に上限を決めないと、「少しオーバーしてもいい物件」を探し始めて沼にはまります。 ② SUUMOで条件を広げて検索する 絞り込みのポイントはここです。 家賃上限:手取りの30% 築年数:20年まで許容(新築・築浅にこだわると家賃が上がる) 駅徒歩:15分まで許容(徒歩10分以内は割増になる) 築20年でも内装がリフォーム済みであれば十分きれいです。「見た目の新しさ」より「家賃の安さ」を優先するのが正解でした。 まずは今の家賃と同じ条件で検索してみて、「同じ条件でいくら下げられるか」だけ確認してみてください。それだけでも判断材料になります。 ③ 削っていい条件・削ってはいけない条件 引っ越し先を選ぶとき、何を妥協するかで住み心地が決まります。 ...

2026年4月19日 · HIKO

証券口座おすすめ比較【30代投資家が楽天・SBI・松井を11年使って正直比較】

年収300万円台からNISAを始めて11年、旧NISA配当累計90万円超のHIKOです。最初の証券口座は「日経新聞が無料で読める」という理由だけで丸三証券を選んで失敗しました(その経緯はクラウドクレジット失敗談に統合して書いています)。証券口座の選び方を間違えると、年間数千〜数万円分のポイントや還元を損し続けることになります。11年使い続けた実感をもとに、正直に比較します。 NISA 証券会社 選び方:結論を最初に言います 迷っているなら楽天証券を選んでください。 楽天カードをすでに持っているか、楽天市場を月1回以上使っているなら、楽天証券は今すぐ開設して損のない選択です。理由はシンプルで、積立するだけでポイントが貯まり、失敗しにくい設計になっています。 「楽天を使っていない」「三井住友カードを持っている」という方はSBI証券が向いています。 松井証券は「電話で相談しながら投資を始めたい」人向けに限定して明確におすすめできます。それ以外の用途では楽天かSBIを先に選ぶほうが合理的です。 楽天証券 楽天ポイント積立◎ アプリが直感的 ★★★★★ SBI証券 投信本数最多 IPOにも強い ★★★★★ 松井証券 サポート充実 電話相談HDI三つ星 ★★★★☆ 松井証券と楽天証券を2社だけで比較するなら 「SBI証券は候補から外して、松井証券と楽天証券のどちらかに絞りたい」という方向けに、この2社だけを並べて比較します。結論を先に言うと、クレカ積立でポイントを貯めたいなら楽天証券、電話サポート重視なら松井証券です。両者の決定的な違いは「クレカ積立還元の有無」です。 楽天証券 クレカ積立0.5〜1%(楽天カード) 楽天ポイントで投信が買える アプリ★★★★★ 松井証券 クレカ積立なし(投信残高ポイント最大1%) HDI15年連続三つ星サポート 電話相談★★★★★ 主要項目を具体的な数値で並べると、違いはさらにはっきりします。 項目楽天証券松井証券クレカ積立還元0.5%(楽天カード)/1.0%(楽天カードゴールド)クレカ積立の取り扱いなし月3万円積立の年間ポイント1,800〜3,600ポイント0ポイント(クレカ積立分)投信保有ポイント一部銘柄のみ最大年1%(対象が広め)NISA手数料(日本株・米国株・投信)0円0円投信本数約2,500本約1,800本サポート(HDI格付け)三つ星実績15年連続三つ星(最高評価)アプリの使いやすさ★★★★★★★★☆☆向いている人楽天経済圏・ポイントを貯めたい人電話で相談しながら進めたい人 私自身は楽天証券を11年使い続けています。理由は、楽天カード積立で月3万円なら年1,800ポイント、ゴールドなら年3,600ポイントが「設定して放置するだけ」で貯まり続けるからです。松井証券もNISA手数料は完全無料でサポートの手厚さは頭ひとつ抜けていますが、クレカ積立に対応していない分、毎月の積立で得られるポイントが構造的に少なくなります。 逆に「ネット証券は不安、わからないことを電話で聞きながら進めたい」という方には、HDI格付け15年連続三つ星の松井証券が向いています。ここはポイント還元では測れない価値です。 楽天証券で口座を開く場合はこちらからどうぞ。 楽天証券(NISA・iDeCo・株式取引すべて対応) クレカ積立0.5〜1%・楽天ポイントで投信が買える・マネーブリッジで楽天銀行金利優遇。NISA口座開設・取引手数料すべて無料。 楽天証券で無料口座開設する → ※アフィリエイトリンクを含みます(TGアフィリエイト)。口座開設・維持費用は無料。 電話サポート重視で松井証券を選ぶ方はこちらです。 電話サポート重視なら松井証券 HDI格付け15年連続三つ星・投信残高ポイント年最大1%。NISA口座も日本株/米国株/投信すべて0円。 松井証券で無料口座開設する → ※アフィリエイトリンクを含みます。口座開設・維持費用は無料。 証券口座 おすすめ 比較:月3万円積立なら年間いくら差が出るか 証券会社を選ぶときに「なんとなく楽天」で決めている人が多いですが、カード選びと証券会社をセットで考えると、年間のポイント還元に明確な差が出ます。 月3万円積立で比較した場合の試算です。 組み合わせ月のポイント還元年間還元楽天証券 × 楽天カード(通常・0.5%)150ポイント1,800ポイント楽天証券 × 楽天カードゴールド(1%)300ポイント3,600ポイントSBI証券 × 三井住友カード(NL)(0.5%)150ポイント1,800ポイントSBI証券 × 三井住友カードプラチナプリファード(3%)900ポイント10,800ポイント 結論として言えること: 楽天カード(通常)× 楽天証券と三井住友カード(NL)× SBI証券は同じ0.5%で横並び 楽天カードゴールドを持つなら1%で楽天証券が有利 三井住友カードプラチナプリファードがあるならSBI証券が大きく逆転する(ただしカード年会費3.3万円) 私が楽天証券を10年以上使い続けているのは、楽天カードゴールドとのセットで積立ポイントが安定して貯まる仕組みを評価しているからです。プラチナプリファードのような高コストカードに切り替えてまでSBIに移る理由は今のところありません。 私が使ってきた証券口座の遍歴 最初の口座は丸三証券でした。当時「日経新聞が無料で読める」という理由だけで選びましたが、積立商品が少なく、ポイント還元もなく、使い勝手でも大手ネット証券に劣っていました。詳しくはクラウドクレジット失敗談の「証券口座を日経新聞で選んだ話」に書いています。 次に楽天証券を開設し、2015年のNISA開始から現在まで使っています。2015年から2024年の旧NISA口座の配当累計は90万円を超えました(旧NISA10年の配当実績記事参照)。 松井証券は口座を作って機能確認をした経験があります。サポートの手厚さは楽天・SBIより充実していると感じました。SBI証券の取扱商品の多さと投信ラインナップは実際に確認しています。 3社のガチ比較表:証券口座 おすすめ 比較 項目楽天証券SBI証券松井証券クレカ積立還元率0.5〜1%(楽天カード)0.5〜3%(三井住友カード)標準的投信保有ポイント一部銘柄あり投信マイレージ(銘柄ごと)最大年1%(対象広め)投信本数約2,500本約2,600本(業界最多水準)約1,800本IPO取扱中堅業界最多水準中堅米国株取引対応(約5,000銘柄)対応(約5,000銘柄)対応(約5,000銘柄)NISA手数料0円0円0円アプリの使いやすさ★★★★★★★★★☆★★★☆☆iDeCo商品数標準業界最多水準40本以上サポート(HDI格付け)三つ星実績三つ星実績15年連続三つ星(最高評価)25歳以下の特典なしなし国内株1日定額まで手数料無料 選び方フロー:NISA 証券会社 選び方はこれで決まる 以下の順番で考えると迷いません。 ステップ1:楽天カードを持っているか? 持っている → 楽天証券一択です。楽天カード積立でポイントが貯まる恩恵を受けられます。 ステップ2:三井住友カードを持っているか? 持っている → SBI証券が向いています。三井住友カード積立で還元を受けられます。 ステップ3:どちらも持っていない場合 ...

2026年4月19日 · HIKO

新NISAを30代で始める方法【初心者が最初にやること5ステップ】

投資歴11年、保険業界10年→IT企業転職のHIKOです。NISAを始めたのは2015年。最初の10年間は個別株で失敗を繰り返し、青山商事だけで−31万円の損失を出しました。その後インデックス投資に切り替えて、旧NISAで配当累計90万円超を実現しています。同じように「始めたいけど一歩が踏み出せない」状態だった自分に向けて、この記事を書きました。 30代になって「そろそろ投資を始めないと」と思いつつ、なかなか動けていませんか。 2015年に私がNISA口座を開設したとき、最初の壁は「何を買えばいいかわからない」という問題でした。結果として最初の5年間は個別株で大きな損失を出しました。今の私が当時の自分に伝えられるとしたら、「インデックスファンドの積立一択にしておけ」の一言です。 この記事では、口座開設から最初の投資まで、迷わず動けるよう5つのステップで解説します。私の失敗から学んだ「やってはいけないこと」も一緒にお伝えします。 新NISAとは?3分でわかる基本 新NISAは2024年からスタートした国の税制優遇制度です。通常、株や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座内の運用益は非課税になります。 項目新NISA(2024年〜)年間投資上限360万円生涯投資上限1,800万円非課税期間無期限対象年齢18歳以上 旧NISAと比べて非課税期間が無期限になったのが最大の改善点です。30代から始めても30年以上、複利の恩恵を受け続けられます。 私が投資を始めた2015年当時の旧NISAは非課税期間が5年でした。5年間の制約があったために、株価が下がっているタイミングで「枠が切れるから売らなきゃ」という無駄な判断をしたこともあります。新NISAにはそのような制約がないため、長期保有しやすくなっています。 なぜ30代の今すぐ始めるべきか 老後2000万円問題という言葉を聞いたことがあると思います。平均的なサラリーマンが老後に必要とされる不足額の目安です。 月3万円を年利5%で20年間運用した場合と、貯金だけの場合を比べると: 貯金のみ:720万円 NISA(年利5%):約1,233万円 月3万円を20年続けた場合の資産額 ¥720 貯金のみ ¥985 NISA 年3% ¥1233 NISA 年5% ¥1562 NISA 年7% 単位:万円/複利運用した場合の資産額(元本720万円) その差は513万円。始める時期が10年遅れると、この差はさらに広がります。30代は「時間」という最大の武器を持っています。 私自身の例を挙げると、2015年から2024年の10年間で旧NISAの配当累計が90万円超になりました。これは何十時間も相場を監視した結果ではなく、積み立て設定をして放置した結果です。早く始めること、それ自体が資産形成で最も重要な行動です。 ステップ1:証券会社を選ぶ NISA口座は銀行でも開けますが、ネット証券一択です。手数料が圧倒的に安く、投資できる商品の種類も豊富だからです。 私は楽天証券でNISAを始めました。2015年当時から使い続けて10年以上になります。アプリの使いやすさ、ラインナップの豊富さ、どれも不満がありません。 初心者におすすめの2社: 楽天証券 楽天ポイントで投資できる アプリが使いやすく初心者向け 楽天経済圏をすでに使っている人に最適 楽天カード積立でポイントが毎月貯まる SBI証券 国内最大手で安心感がある 投資信託のラインナップが業界最多水準 三井住友カード積立でVポイントが貯まる IPO(新規上場株)に参加しやすい どちらを選んでも大差ありません。楽天サービスをよく使う→楽天証券、そうでなければSBI証券と覚えておけばOKです。 証券口座の詳しい比較は別記事でまとめています。→ 証券口座おすすめ比較【30代初心者がSBI・楽天・松井を実際に使った結果】 NISAを今すぐ始めるなら楽天証券 楽天カード積立でポイントが貯まり、アプリから最短30分で口座開設+NISA設定が完了。月100円から始められます。 楽天証券で無料口座開設する → ※アフィリエイトリンクを含みます(TGアフィリエイト)。口座開設・維持費用は無料。 「電話で相談しながら始めたい」「ネット完結だと不安」という方には、サポート重視の松井証券という選択肢もあります。NISA口座は日本株・米国株・投信すべて手数料0円で、HDI格付け15年連続三つ星のサポート体制は初心者でも迷わず進められます。 NISAを松井証券で始めるという選択 NISA口座は日本株・米国株・投信すべて手数料0円。HDI格付け15年連続三つ星の電話サポートで初心者でも迷わない。 松井証券で無料口座開設する → ※アフィリエイトリンクを含みます。口座開設・維持費用は無料。 ステップ2:口座を開設する(最短5分) スマホで完結します。必要なものは以下の3点だけです: ...

2026年4月19日 · HIKO

川崎の家賃は高い?武蔵小杉・川崎駅・溝の口のエリア別相場と安く住む方法【手取り別の必要年収まで】

川崎で30代が一人暮らしするなら家賃は7〜9万円、夫婦二人で武蔵小杉タワマン3LDK(家賃25万円帯)を選ぶなら世帯年収1,300万円以上が現実ラインです。 結論から言うと、川崎の家賃は「エリア次第で高くも安くもなる」のが実態です。 武蔵小杉に住みたいなら10万円超(タワマン3LDKなら20〜30万円帯)は覚悟が必要で、逆に南武線の奥のほうまで目を向ければ6万円台も十分狙えます。エリア選びを間違えると毎月1〜3万円を余分に払い続けることになります。 この記事では、川崎エリアを4つの価格帯に分けて整理し、手取りごとの適正家賃シミュレーションと、武蔵小杉タワマン家賃25万円帯の必要世帯年収まで具体的に解説します。 迷ったらここを選べばOK まず結論だけ先に出します。 手取り25万 → 登戸・南武線奥 手取り30万 → 溝の口・元住吉 手取り35万以上 → 川崎駅 or 武蔵小杉 詳しい根拠は以下で順番に解説します。 川崎市在住・投資歴11年のHIKO(平成生まれ30代)です。「川崎どこに住む?」は自分自身が通ってきた問いでもあります。現在の住まいに落ち着くまでに、エリアごとの家賃格差を体感してきました。 川崎エリアの家賃マップ:4つの価格帯で整理する 川崎市内の家賃は、エリアによって1K換算で月4〜5万円の差があります。「川崎」とひとくくりにすると判断を誤ります。 価格帯エリア1K目安一言まとめ高い武蔵小杉9〜12万円タワマン地帯。手取り35万以上向けやや高い川崎駅周辺7〜10万円利便性は高い。駅から歩けば下がるバランス型溝の口・元住吉7〜9万円都心アクセスと家賃のちょうど中間安い登戸・南武線奥5〜8万円手取り25万台の人の本命エリア ※相場は2026年時点の目安。築年数・階数・向きにより変動あり。 川崎エリア別・1K家賃相場上限(円) ¥120000 武蔵小杉 ¥100000 川崎駅 ¥90000 溝の口 ¥90000 元住吉 ¥80000 登戸 武蔵小杉と登戸で月4万円、30年で約1,440万円の差 エリア別詳細:価格帯ごとのリアル 武蔵小杉(1K:9〜12万円/3LDKタワマン:20〜30万円) 一言:「住みたい」と「払える」は別の話 再開発が進むタワマンエリア。JR横須賀線・南武線、東急東横線・目黒線が交わり、渋谷・品川・新宿のどこへも30分圏内。交通利便性は川崎エリアNo.1です。 ただし1Kで9万円が相場下限です。「自分の上限を知らないと事故る」ので先に確認しておくのがおすすめです → 家賃安全ライン(手取りの25〜30%)で計算すると、手取り33万円以上ないと「安全」の範囲に収まりません。 おすすめの人: 手取り35万円以上で都心通勤が必須の人 ランニング・カフェなどライフスタイル重視の人 注意点: 「武蔵小杉じゃないと嫌」という強い理由がなければ、元住吉に住んで月1〜2万円浮かせるほうが合理的です。 武蔵小杉タワマン3LDK(家賃25万円帯)の必要世帯年収 武蔵小杉のタワマン中高層階・3LDKは家賃20〜30万円帯が相場で、家賃25万円が中心レンジです。「武蔵小杉 家賃25万」「家賃25万 川崎 世帯年収」で検索する層が一番欲しい数値は、必要な世帯年収だと思います。 世帯構成必要世帯年収(現実ライン)必要世帯年収(安全圏)共働き(夫婦で稼ぐ)1,300万円1,500万円単独(一馬力)1,500万円1,800万円 世帯年収1,200万円で武蔵小杉タワマン家賃25万円を選ぶと、手取り比率35%前後になり貯蓄ペースが急落します。さらに管理費・駐車場代を含めた実質月額固定費は30〜35万円が普通です。武蔵小杉タワマン3LDKは世帯年収1,500万円以上の共働き世帯が現実的な対象になります。 詳しい逆算ロジック・年収別シナリオは家賃25万円の世帯年収はいくら必要か|共働き・単独別の必要年収を逆算にまとめています。 川崎駅周辺(1K:7〜10万円) 一言:「駅から歩ける距離」が家賃を決める ...

2026年4月19日 · HIKO

貸株はやらなくていい?14銘柄・5年やった実績で出した結論【月800円の現実】

NISAを中心に資産形成している30代会社員向けに書いています。投資歴11年・FP2級のHIKO(平成生まれ、夫婦二人暮らし)です。特定口座で14銘柄に貸株を設定して5年運用した実績があります。結論を先に書くと「やってもいいけど、ほぼ誤差です」。月800円台の現実と、銘柄ごとの金利差、運用設計をすべて公開します。 結論を先に:あなたはやるべき? 保有スタイル貸株の判断NISAがメインやらなくていい(そもそも使えない)優待株を特定口座で保有「優待・有配優先」設定を入れれば可能(金利は薄まる)高金利の小型株を特定口座で保有スポット的にはあり(ただし条件付き) この3行で判断できる人は、以降を読まなくても大丈夫です。 私の貸株14銘柄を全公開します 特定口座で実際に貸株設定している14銘柄をすべて出します。基本は「優待・有配優先」設定(権利確定日に自動解除→優待・配当を維持しつつ金利だけ取る)にしてあります。 コード銘柄株数金利9692シーイーシー1000.10%9799旭情報サービス1000.10%8931和田興産1000.10%9069センコーグループHLDGS1000.10%9233アジア航測1000.40%8697日本取引所グループ1000.10%8772アサックス5000.10%7494コナカ1000.10%7713シグマ光機1000.10%7730マニー1000.10%7856萩原工業1000.10%5388クニミネ工業1000.10%6061ユニバーサル園芸社2000.10%6091ウエスコホールディングス1000.10% 14銘柄のうち13銘柄は金利0.10%。唯一の例外がアジア航測(9233)で金利0.40%です。「貸株は高金利銘柄を狙う」と聞くと夢があるように感じますが、現実はほとんどの銘柄が0.1%前後で横並びになります。 アジア航測(9233)だけ高金利な理由 なぜアジア航測だけ金利が4倍ついているか。これは需要側、つまり「その銘柄を借りたい投資家がどれだけいるか」で決まります。空売り需要が多い銘柄や、信用取引で品薄になっている銘柄は貸株金利が上がりやすい傾向があります。 ただ重要なのは、この金利は証券会社の判断でいつでも変わるという点です。来月には0.10%に戻っているかもしれません。だから「アジア航測を貸株目的で買う」のは順序が逆です。あくまで保有している銘柄をたまたま貸し出した結果、金利が高かった、という話です。 「優待・有配優先」設定を全銘柄に入れている理由 貸株中は株の名義が証券会社に移るため、権利確定日をまたいで貸し出し状態だと株主優待・配当の権利が消えます。これを防ぐ設定が「優待・有配優先」です。 権利確定日の前に自動で返却→確定後に再度貸し出し、という挙動になります。返却中の数日間は金利がつかないので、その分だけ収入が薄まりますが、優待・配当を失うリスクと比べたら誤差です。 私の14銘柄はほぼ「優待・有配優先」で設定しています。コナカ(7494)の年8回優待カードや、JPX(8697)の配当などを失ったら、金利数百円どころの話ではなくなります。 5年累計の実績:合計48,426円・月平均807円 実際の収入を年ごとに出します。 年貸株金利配当金相当額合計20214,362円8,469円12,831円20229,395円0円9,395円20236,701円0円6,701円202410,979円0円10,979円20258,520円0円8,520円5年累計39,957円8,469円48,426円 5年で48,426円、月平均にして807円です。「貸株 月500円」という見出しを以前書きましたが、実際は月800円台が現実ラインでした。 ...

2026年4月19日 · HIKO

退職金はもう当てにできない。30代が今すぐやるべきNISA×企業DC「自分で作る退職金」戦略

IT企業に転職して最初の年末、総務から「企業DCの商品を選んでください」という通知が届きました。正直、何を選べばいいかまったくわからなかったのを覚えています。とりあえず元本確保型の定期預金を選んで放置していましたが、半年後に運用商品を見直したとき、利回り0%で眠っている自分のお金を見て少し後悔しました。その経験から、企業DCとNISAをどう組み合わせるかを真剣に考え始めました。 退職金について、少し厳しい現実をお伝えします。 厚生労働省「就労条件総合調査」によると、大企業・大卒・長期勤務の場合の退職金は、20年前の約2,500万円から現在は1,900万円前後まで減少しています。20年で約600〜1,000万円の差です。 大企業・長期勤務の退職金推移(万円) 2500万円 20年前 1900万円 現在 20年で約600〜1,000万円減。厚生労働省「就労条件総合調査」より さらにこれは「大企業×長期勤務」という条件での平均値です。退職金制度のない企業や、DCへの移行で支給額が縮小している企業も増えています。 30代で何も対策しない場合と、NISA・企業DCを活用した場合では、老後資産に2,000万円以上の差がつくケースも珍しくありません。 この記事では、退職金が減り続ける背景と、30代が今すぐ実践できる3つの対策を解説します。 この記事の結論(先に確認してください) 30代がやるべきことはシンプルです。 企業DCを放置しない(商品選択の見直しで数百万円変わることがある) 新NISAで毎月積立(月3万円を目安に) 固定費(特に家賃)を下げて積立の原資を作る この3つを組み合わせることで、公的年金と退職金への依存を減らし、自分で作る「もう一つの退職金」を積み上げられます。 退職金はなぜ減り続けるのか 理由は大きく3つです。 終身雇用制度の崩壊:長期勤続を前提にした退職金制度そのものが見直されています 企業のコスト削減圧力:確定給付型(DB)から確定拠出型(DC)への移行が続いており、運用の自己責任化が進んでいます DCの掛金上限と運用格差:DCが導入された会社でも、商品を「元本確保型」のまま放置している人は運用メリットをまったく受けられていません 「退職金がある前提」で将来設計をしている場合、想定より数百万円少ない可能性があります。 30代がやるべき3つの対策 ① 企業DCの商品を見直す 企業DCを導入している会社に勤めている場合、まず確認すべきは「どの商品で運用されているか」です。 入社時のデフォルト設定が元本確保型(定期預金型)のままになっているケースは非常に多いです。 月2万円の掛金を、利回り0%(元本確保型)と年利5%(インデックスファンド)で20年間運用した場合の差を計算すると、受取額は単純試算で約300万円以上開きます。 確認すべきこととやり方はシンプルです。 DCの管理会社サイトにログインする 現在の運用商品を確認する 低コストのインデックスファンドに変更する 「変更の手間が面倒」と感じるかもしれませんが、一度設定すれば毎月自動で積み立てられます。 企業DCの商品選びや運用設定の詳細は「企業DCを最大限活用する方法(30代版)」で解説しています。 ② 新NISAで毎月積立を始める 企業DCの次に重要なのが新NISAです。 つみたて投資枠:年120万円まで(月10万円) 成長投資枠:年240万円まで 生涯非課税枠:合計1,800万円 月3〜5万円のペースで全世界株式インデックス(オルカンなど)を積み立て続けた場合、30年後の試算を見ると退職金に匹敵するレベルの資産形成が可能です。 月の積立額30年後(年利5%想定)1万円約830万円3万円約2,490万円5万円約4,150万円 ※試算はあくまで一定の年利を前提にした概算です。実際の運用成果は変動します。 積立を始めるには証券口座が必要です。クレカ積立に対応していてコスト最安水準の商品が揃う証券会社を選ぶのがポイントです。 NISAに対応した証券会社の比較も参考にしてください。 ③ 固定費を下げて積立の原資を作る 家賃を月3万円下げると、年間36万円の余裕が生まれます。これを30年間、年利5%で運用した場合の試算は約2,500万円です。 投資リターンより先に固定費削減を検討すべき理由は、効果が確実だからです。投資は運用次第でリターンが変動しますが、固定費削減は確実に手取りを増やします。 家賃の見直し方法は「家賃"安全ライン"の計算方法(30代版)」と「家賃が高い人ほど投資すべき理由」を合わせて参照してください。 退職金の不足額を把握する 大まかな目安として、以下を参考にしてください。 勤務先の退職金制度自助努力で補うべき目安退職金あり(確定給付型)+500〜1,000万円DCのみ(自己運用)運用成果次第。放置は危険退職金なし+2,000〜3,000万円 これは平均的な老後生活費と公的年金の差から逆算した概算です。自分の年金見込額は「ねんきんネット」で確認できます。 よくある質問 Q. 企業DCとiDeCoはどちらを優先すればいいですか? 企業DCがある場合はDCを優先してください。マッチング拠出(自分で上乗せ積立できる制度)が使える会社なら、まずそれを最大活用します。その後、NISAで資産形成を続けるのが効率的な順番です。 ...

2026年4月19日 · HIKO

投資初心者は何から始める?30代会社員のリアルな始め方【結論あり】

結論から言います。30代の投資初心者がやることは一つだけ。NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を月3万円積み立てる。それだけで十分です。 「何を買えばいいかわからない」「損が怖い」「今はタイミングが悪いんじゃないか」——そう考えている間に時間だけが過ぎていきます。この記事では、選択肢を絞って「とにかくこれをやれ」という手順だけを書きます。 平成生まれの30代、投資歴11年(2015年NISAスタート)のHIKOです。保険業界10年→IT企業へ転職、FP2級保有。 投資初心者が止まる3つの理由 「損が怖い」 これが一番多い理由だと思います。 正直に書くと、投資を始めれば含み損は必ず経験します。積み立てていても、市場が下落すれば一時的にマイナスになります。これは避けられません。 「ではどうするか」という話ですが、長期の積立投資においては、含み損が出ているときは「安い価格で多く買えているフェーズ」でもあります。毎月一定額を積み立てる手法(ドルコスト平均法)では、下落時に口数を多く取得できるため、回復したときのリターンが大きくなります。 「損が怖い」という感覚は正常です。ただ、少額かつ長期の積立であれば、その怖さは大幅に小さくなります。 「何を買えばいいかわからない」 答えはシンプルです。eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)。 全世界の株式市場に一本で分散投資できるインデックスファンドで、信託報酬(運用コスト)は年0.05%台と国内最低水準です。難しい銘柄選びは不要。これ一本を積み立てるだけで世界中の優良企業に投資したのと同じ効果があります。 迷ったらオルカンで十分です。S&P500でも問題ありません。 「今はタイミングが悪いんじゃないか」 高値圏に見えるとき、暴落後のどん底に見えるとき——いつでも「今は悪いタイミング」に見えます。 毎月決まった額を積み立てるスタイルでは、タイミングを考える必要がありません。高いときも安いときも機械的に買い続けることで、平均取得単価が自然と平準化されます。「完璧なタイミングを待つ」のは、投資しない理由を探しているのと同じです。 手取り別・月の投資額の目安 投資に回す額の目安は「手取りの10〜15%」が一般的です。ただし、前提条件があります。 投資を始める前のチェックリスト 生活費3ヶ月分の貯金があるか(緊急の現金を確保してから) 固定費が手取りの50%以内に収まっているか 手取り月収推奨投資額の目安備考20万円月1〜2万円まず固定費の見直しを先に25万円月2〜3万円NISAつみたて投資枠に最適なレンジ30万円月3〜5万円NISA年間120万円(月10万円上限)を目指せる35万円以上月5万円〜NISA満額(月10万円)も視野に 月3万円積み立てた場合、年間36万円。10年間続けて年率5%で運用できた場合、元本360万円が約470万円になる計算です(複利効果)。 ※将来のリターンは保証されません。あくまで過去の平均的な数値を参考にしたシミュレーションです。 「3万円も出せない」という場合は、固定費削減が先です。スマホ代・保険・サブスクの見直しで月1〜2万円浮かせることは十分可能です。 固定費の下げ方→ 固定費を下げる方法【30代会社員の実践まとめ】 投資初心者がやるべき3ステップ ① 生活費を整える(最重要) 投資より先にやることがあります。 家賃の見直し:手取りの25〜30%以内が目安 固定費の削減:スマホ・保険・サブスクの整理 余剰資金がないと積立を続けられません。「固定費を削って投資原資を作る」というルートが最も再現性の高いやり方です。 家賃の安全ライン→ 家賃はいくらまでが安全か?手取り別の安全ライン【30代実体験】 ② NISAの口座を開設する 証券口座はSBI証券か楽天証券の2択で迷うだけ無駄です。どちらでも問題ありません。 証券会社こんな人に向いているSBI証券三井住友カードをすでに持っている・投資信託の品揃えを重視したい楽天証券楽天カード・楽天市場をよく使う・楽天ポイントで積立したい どちらも無料で開設でき、スマホだけで手続きが完結します。口座開設後、「つみたて投資枠」でオルカンを月3万円に設定すれば完了です。 まずはNISA口座を開設する 楽天カード決済で積立するとポイントが付与されます。つみたて投資枠の設定はアプリから最短30分。 楽天証券で無料口座開設する → ※アフィリエイトリンクを含みます(TGアフィリエイト)。 ③ eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)を積み立てる 口座が開けたら、初心者はオルカンかS&P500のどちらかで十分です。 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 信託報酬:年0.05775%(業界最低水準) 投資対象:米国・欧州・新興国を含む全世界株式(約3,000銘柄) 購入先:SBI証券・楽天証券どちらでも購入可能 毎月の積立設定:「つみたて投資枠」で自動積立を設定する 設定は一度やれば毎月自動で積み立てられます。あとは入金を忘れないだけでOKです。 個別株を選ばない理由 2015年に投資を始めてから、個別株も経験しました。 代表的な経験として、コナカ(7494)を738円×100株で購入し、執筆時点で株価は200円台です。約3〜4万円の含み損が続いています。 個別株は「会社を選ぶ目利き力」が必要で、初心者が安定した利益を出すのは困難です。青山商事でも最終的に−310,960円の損失になりました。こうした経験からも、初心者は個別株を選ばず、市場全体に乗るインデックス投資の方が再現性が高いと実感しています。 私が「個別株から米国高配当ETF」へ切り替えた経緯 2015年に旧NISAで個別株を買い始めて、最初に直面したのが「銘柄を自分で選ぶ難しさ」でした。 ...

2026年4月19日 · HIKO

【旧NISA失敗シリーズ⑤】+16万円で満足して売った株が、その後10倍になった話

旧NISAで個別株投資をした10年間を購入年ごとに振り返るシリーズ。⑤は2019年、+16万円で満足して売った株が、その後10倍になりました。問題は「売ったこと」ではなく、「なぜ売る判断しかできなかったのか」という構造にあります。 2019年、9銘柄を購入 2019年は9銘柄を購入した年です。青山商事で-31万円という旧NISA最大の失敗(2017年)、中北製作所の失敗(2018年)を経て、少しずつ銘柄選びは変わり始めていました。 ただ、根本的な問題は解決していませんでした。「業界の成長を理解して買う」ではなく、「なんとなく面白そう」で買っていました。それがこの年の結果に如実に出ています。 2019年に買った9銘柄 銘柄購入単価損益グラファイトデザイン499円−47,400円フロイント産業872円−18,500円スペース1,145円−12,800円ぐるなび639円+9,000円日本毛織935円+15,320円ユニバーサル園芸社1,569円+14,300円ネオジャパン919円+18,550円ジャステック887円+107,300円野村マイクロサイエンス649円+160,600円 2019年 主要銘柄の損益(円) ¥160600 野村マイクロ ¥107300 ジャステック ¥18550 ネオジャパン ¥-18500 フロイント ¥-47400 グラファイト 野村マイクロの+16万円に引っ張られて過去最高益の年に 9銘柄中、マイナスが3銘柄。大きく勝ったのは野村マイクロサイエンスとジャステックの2銘柄です。 マイナスになった3銘柄(グラファイトデザイン・フロイント産業・スペース)に共通しているのは、「事業の将来像が描けないまま買った」という点です。「株価が手ごろだった」「名前を知っていた」という理由で買っており、業界の成長性や企業の競争力を確認していませんでした。 野村マイクロサイエンスを7ヶ月で売却した 野村マイクロサイエンスは半導体製造用の超純水装置を手がけるメーカーです。2019年7月に649円で200株、合計169,800円を投資しました。 購入理由は「半導体関連で面白そう」という程度の直感でした。 購入後、株価は上昇。わずか7ヶ月後の2020年2月に売却しました。売却価格は1,652円(平均)。+160,600円の利益でした。 項目金額購入額169,800円売却額330,400円損益+160,600円 当時の私は大満足でした。「うまくいった」と思っていました。 その後、野村マイクロサイエンスは… 売却後の野村マイクロサイエンスの株価を確認したのは、1年ほど経ってからのことです。 株価は上がり続けていました。2021年には3,000円台、2022年には5,000円台、2024年には一時9,000円を超えました。私が649円で買って1,652円で売った株が、最大で14倍以上になっていました。 ここで問題にしたいのは「あの時売らなければよかった」ということではありません。 後出しジャンケンで「持ち続けていれば150万円以上になった」と言うのは簡単ですが、それは最高値で売れた前提の話です。実際には途中で大きく下落する局面もあり、途中で保有を続けるには相応の根拠が必要でした。 本当の問題は、私には「持ち続ける判断をするための根拠」がそもそもなかったということです。 なぜ持ち続けられなかったのか 「満足したから売った」では説明が浅いです。本質はもう少し構造的な話です。 業界理解がなかった 半導体製造向け超純水装置という分野が、今後10年でどのくらい成長する市場なのか、私には何もわかっていませんでした。「半導体は成長分野らしい」という漠然とした認識はあっても、野村マイクロサイエンスが業界内でどのくらい強い立場にあるのかを確認していませんでした。 投資シナリオがなかった 「なぜ買うのか」「どういう条件になったら売るのか」を買う前に決めていませんでした。 シナリオがないと、株価が上がった時に「もうここでいいか」という感情で動いてしまいます。実際にそうなりました。 目標株価を設定していなかった 「この株価になったら売る」という基準を持っていませんでした。 目標株価の決め方は複雑でなくていいです。たとえば、過去のPERレンジの上限に現在のEPS予想をかけた数字を仮の目標値にするだけでも、「どこまで待つか」の軸になります。具体的な数字を持っているかどうかで、感情に引きずられる度合いが大きく変わります。 当時の情報だけで判断するなら、「決算で成長が継続している限り保有継続」というルールを置くべきでした。 2019年のもう一つの成功:ジャステック +107,300円 野村マイクロサイエンスほど劇的ではありませんが、ジャステック(ITシステム会社)も+107,300円という成果でした。こちらは2019年購入、2024年売却と5年間保有した結果です。 ジャステックはITシステム開発会社で、特別派手な成長ストーリーはありません。ただ、業績が安定していて、配当も出ており、毎年の決算を確認しながら「まだ持てる」と判断し続けた結果が5年保有につながりました。 野村マイクロサイエンスと何が違ったか。ジャステックは「なんとなく持ち続けた」ではなく、毎期の決算を見て判断していました。一方の野村マイクロサイエンスは、持ち続けるための判断軸を持っていなかった。この差です。 ただし、ここで「長期保有の方がいい」という結論を出すのは危険です。ぐるなびや青山商事をずっと持ち続けていたら、損失はもっと大きくなっていました。長期保有が正しいのではなく、継続保有を判断し続けることが重要です。 マイナス3銘柄の共通点 グラファイトデザイン(−47,400円)・フロイント産業(−18,500円)・スペース(−12,800円)の3銘柄は、合計で約8万円のマイナスでした。 3銘柄に共通していたのは次の3つです。 株価が手ごろだった(1,000円前後):1単元10〜15万円で買える金額帯。これは2015〜2017年の私と同じ「買える金額で選ぶ」癖がまだ残っていた証拠です。 業界の成長性を確認していなかった:炭素繊維(グラファイト)・製薬機械(フロイント)・店舗内装(スペース)。それぞれが10年後にどう伸びる業界か、買う前に調べていません。 配当利回りが中途半端:3銘柄とも配当はあったものの、利回り2〜3%台で「保有継続の安心材料」にはなりませんでした。 2018年の中北製作所では「3,825円で1銘柄38万円」という集中ミスでしたが、2019年は「1,000円前後で小さく散らす」方向にぶれました。集中の問題は解消されたものの、選び方の質は変わっていなかったわけです。 ...

2026年4月18日 · HIKO