結婚して家計を見直したとき、「収入は増えていないのに、なぜこんなにお金が残らないのか」と感じました。給与明細を改めて眺めてみると、手取りと総支給の差が思ったより大きく、さらに毎月の固定費が知らないうちに積み上がっていました。「増やす」より先に「減らさない」ことが重要だと気づき、3つのことを順番に実行しました。結果として、体感で月3万円前後、手元に残るお金が増えました。
なぜ手取りは増えないのか 給与が上がっても、社会保険料・所得税・住民税が連動して増えるため、手取りの増加幅は想像より小さくなります。
たとえば年収500万円の会社員の場合、手取りはおおよそ380〜390万円前後。総支給の約75〜78%しか手元に残らない計算です。
手取りを増やす方法は大きく2つです。
控除を増やして税・社会保険の負担を減らす(iDeCo・企業型DC・ふるさと納税など) 支出を減らして残るお金を増やす(固定費削減・クレカ活用) この記事では、私が実際に効果を感じた3つの方法を紹介します。
やったこと①:企業型DCの運用見直し(節税効果:月約5,000円) IT企業に転職した際、企業型DC(確定拠出年金)に加入しました。最初は放置していましたが、運用先をインデックスファンドに変更し、さらにマッチング拠出(自分でも上乗せ拠出)を活用しました。
マッチング拠出した金額は全額所得控除になるため、課税所得が下がり、所得税・住民税が減ります。
試算例(年収500万円・月1万円のマッチング拠出):
年間拠出:12万円 節税効果:約2.4万円/年(所得税10%+住民税10%) 月換算:約2,000円の節税 さらに運用益も非課税なので、長期では大きな差が出ます。まず確認すべきなのは「自分の会社にマッチング拠出の制度があるか」です。
やったこと②:固定費の見直し(削減効果:月約1万5,000円) 家計を見直したとき、毎月引き落とされているものをすべてリストアップしました。気づいていなかった無駄が3つ出てきました。
使っていないサブスクの解約(月3,000円) 動画サービスを2つ契約していて、片方はほぼ使っていませんでした。即解約。
保険の見直し(月8,000円) 保険業界に10年いながら、自分の保険は新卒時に入ったままでした。結婚を機に見直したところ、死亡保障が過剰で月8,000円の保険料を削減できました(詳細は保険見直し記事参照)。
スマホの格安SIM乗り換え(月4,000円) 大手キャリアから格安SIMに乗り換え。通信品質に大きな差は感じていません。
合計削減額:月約1万5,000円
固定費は一度見直せばその後ずっと効果が続くため、コスパが最もいい節約です。
やったこと③:クレカの使い方を整理(実質還元:月約1万円) それまでクレジットカードを複数枚持ちながら、ポイントをほとんど活用できていませんでした。
見直しのポイントは2つです。
メインカードを1枚に絞る 複数枚に分散していたのをメイン1枚に集約。毎月の生活費(食費・光熱費・通信費など)をすべてそのカードに集め、ポイントを効率よく貯めるようにしました。
年会費無料で還元率の高いカードを選ぶ 還元率1%以上のカードに乗り換えることで、月10万円の支出に対して月1,000ポイント以上が自動的に貯まります。年間では1万2,000ポイント以上。これをそのまま生活費に充当しています。
さらに、公共料金・保険料・ネットショッピングなどをカード払いに切り替えると、現金払いでは得られないポイントが積み上がります。
おすすめのクレカは近日公開予定です。審査・年会費・還元率を比較してまとめます。
3つを合わせた効果 方法 月の効果 企業型DC(マッチング拠出) 約2,000〜5,000円の節税 固定費削減 約15,000円の削減 クレカポイント還元 約1,000〜3,000円相当 合計 月2〜3万円前後 金額は収入や支出の状況によって変わりますが、「何もしていない状態」と比べると体感で月2〜3万円は変わってきます。
一番効いたのはどれか 正直に言うと、固定費削減が最もインパクトが大きかったです。
理由は単純で、一度見直せばその後ずっと効果が続くからです。保険だけで年間約10万円の削減。これをポイ活や節約術で稼ぐのは相当な労力が必要です。
次に効果を感じたのはクレカのポイント還元です。「どうせ払うもの」をカード払いに変えるだけなので、手間がかかりません。
企業型DCのマッチング拠出は、節税効果はリアルタイムでは感じにくいですが、将来の老後資産の積み上がりを考えると長期的には最も大きなリターンになると思っています。
まとめ:まず固定費から始めてください 手取りを増やすために特別なスキルは必要ありません。まず固定費をリストアップして、不要なものを削る。それだけで多くの人は月1万円以上が浮きます。
その次にクレカのポイント活用、そして余裕が出てきたら企業型DCやiDeCoで節税——この順番が一番無理なく続けられます。
「収入を増やすのは難しい、でも支出を見直すのは今日からできる」。まずそこから始めてみてください。
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