旧NISAで個別株投資をした10年間を購入年ごとに振り返るシリーズ。⑦最終回は2021年、路線転換して変わったことの話です。


2021年、ようやく方針が変わった

2020年のコロナショックで大量の含み損を抱え、パニック売りを経験した私は、ここで一度立ち止まりました。

2015〜2020年の6年間の個別株投資で、自分が犯してきたミスのパターンが見えてきたからです。

  • 買える金額で銘柄を選んでいた
  • 売る基準を持たずに感情で売っていた
  • 業界分析をせずに「なんとなく」で選んでいた

7年目となる2021年からは、選び方を変えることにしました。キーワードは「高配当・大型株・長期保有」です。


2021年に買った5銘柄

銘柄購入単価投資額損益
日本たばこ産業(JT)2,051円205,100円+376,930円
ソフトバンク1,365円136,500円+129,600円
日本郵政849円84,990円+88,760円
三菱UFJ470円47,000円+11,900円
ジェクシード313円192,690円−96,390円
2021年 高配当路線の損益(円)
¥376930JT¥129600ソフトバンク¥88760日本郵政¥11900三菱UFJ¥-96390ジェクシード
財務と配当に基づいた銘柄選定に切り替えて、ようやく利益が安定した年

JTで+376,930円の成果

日本たばこ産業(JT)は、2021年1月に2,051円で100株購入しました。

選んだ理由は明確でした。

  • 配当利回りが6〜7%と非常に高い
  • 海外たばこ事業で安定したキャッシュフロー
  • 株主還元への姿勢が明確

「買える金額だから」ではなく、財務と配当の安定性を確認して選んだ初めての銘柄でした。

その後、JTの株価は上昇。2025年10月に5,000円で売却しました。

項目金額
購入額205,100円
売却額500,030円
配当合計82,000円
損益+376,930円

4年間の保有で約2.4倍。配当だけで8万円を受け取り、売却益も29万円以上。これが「長期・高配当」投資の威力です。


ソフトバンク・日本郵政も長期保有で成果

ソフトバンク(通信)と日本郵政も同様に、高配当・安定事業という基準で選びました。

どちらも4〜5年保有し続け、2025年に売却。

銘柄損益
ソフトバンク+129,600円
日本郵政+88,760円

配当を受け取りながら株価上昇も享受できた、理想的な結果でした。


唯一の失敗:ジェクシード −96,390円

2021年にも1銘柄だけ失敗があります。ジェクシード(小型株)で−96,390円の損失を出しました。

この銘柄だけは、旧来の「買える金額で選ぶ」パターンに戻ってしまいました。小型株・低単価・業績確認なし。案の定、株価は低迷し2024年に損切り。

方針を変えても、一部で旧来の癖が出てしまったことが反省点です。


旧NISA個別株10年間の総括

2015年から2021年の7年間、個別株投資を続けてきました。最後に全体を振り返ります。

旧NISA 配当金累計:約90万円(2015〜2024年の税引後実額)

配当金(税引後)
2015年111,408円
2016年149,257円
2017年82,281円
2018年70,450円
2019年67,900円
2020年61,500円
2021年37,801円
2022年64,471円
2023年118,417円
2024年140,846円
累計(2015〜2024)904,331円
旧NISA 配当金の年次推移(円・税引後)
¥1114082015¥1492572016¥822812017¥704502018¥679002019¥615002020¥378012021¥644712022¥1184172023¥1408462024
個別株+毎月分配型ファンド+ETFの合計。高配当路線への転換後、2023年以降は再び増加基調

最大の失敗:青山商事 −310,960円
最大の成功:JT +376,930円


結論:最初からJTを買っておけばよかった

このシリーズ全体を通じて言えることは一つです。

「買える金額で選ぶ」のをやめて、最初から高配当・優良大型株に絞っておけばよかった。

2021年に学んだことを2015年の自分に教えてあげたい。でも、失敗しなければわからなかったことでもあります。

6年間の個別株投資の失敗と成功が、今の投資スタイルをつくってくれました。


※本記事は私個人の運用実績をもとにした体験談です。投資は自己責任でお願いします。